成分の差や広告費だけではない、スキンケア用品の価格が違うワケ

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100均商品から高級品まで存在する基礎化粧品

さまざまな価格帯で販売されているスキンケア用品。

特に膨大な種類の商品が生産されている基礎化粧品は、数百円のものから数万円のものまでと、千差万別な価格で存在しています。

「敏感肌用の化粧品は普通肌用の化粧品とは成分がきっと違うんだろうな」、「オーダーメイドの機能化粧品は特別な美容成分を配合してくれているんでしょ?」、「やっぱりデパートの化粧品売り場で取り扱われている高級化粧品は高品質の美容成分が配合されているはず」と、商品価格からいろいろな想像が膨らみますよね。

しかし、実は、高級ブランドの化粧水と同じ成分が含まれていて同じ効果を発揮してくれるプチプラ化粧水が存在しているという事実があります。

同じく、有名な化粧品メーカーの美容液の成分をみてみると、無名の化粧品メーカーの美容液と同じ成分が配合されていることもあるのです。

それではいったい、スキンケア用品の価格の違いはなぜ生じてくるのでしょうか?

基礎化粧品の価格の違いの理由

美容成分

やはり、配合されている美容成分の質の差は、原材料費として、製品の価格の違いに影響してきます。

原材料費が安価ならば製品の価格が抑えられますし、原材料費が高価ならば製品の価格は上がってしまいます。

同じ成分でも、安価な成分と高価な成分が存在しますし、希少成分や独自開発成分であれば高価な成分として扱われます。

また、同じ成分を配合していても、配合量によって製品の価格に違いが出てきます。

しかし、原材料費による製品価格への差の影響は、実は、微々たるものです。

例えば、化粧水の場合、どの製品も、約半分の割合を占める主成分は水で、その次に高い割合を占める成分はグリセリンなどの肌への浸透促進成分です。

美容成分として配合される原材料の割合は、製品の10パーセント以下なのです。

化粧品を開発する研究費

新しい美容成分や配合技術の開発・研究など、新製品にかかるコストも、製品価格に影響を及ぼします。

効果の高い美容成分を独自に開発するには莫大な研究資金がかかりますし、開発された成分や技術に対して特許を取得する際にもコストがかかります。

また、同じ化粧品メーカーでも、ブランドラインによって価格に差があるのは、製造された際の開発コストの差が理由になっているケースがほとんどなのです。

最先端の研究・開発によって高級ブランドラインで製品を販売し始め、後から、同じ美容効果のある製品をプチプラブランドラインで販売するというケースも多々あります。

同じ化粧品メーカー内で、研究・開発の結果や技術を流用または応用できるので、開発コストを抑えることができるからです。

そして、プチプラ化粧品ブランドばかり販売している化粧品メーカーでは、他の化粧品メーカーの研究結果や開発技術を買い取っているケースもよくあります。

自社で研究所や工場を所有して、研究者を雇って研究費をつぎ込むよりも、圧倒的にコストダウンして製品を販売することが可能だからです。

その代わり、同じ効果のある化粧品の販売時期は、大手の化粧品メーカーよりも遅くなります。

化粧品メーカーやブランドとしてのネームバリュー

大手の化粧品メーカーや有名ブランドの製品においては、知名度やイメージによる付加価値として、少しだけ価格を高めに設定することがあります。

これは、大手の化粧品メーカーが傲慢に構えているからではなく、「このメーカーなのにここまで安い価格で販売するなんて、この製品は他の製品と比べて何かの効果をわざと省いているのかな?」「人件費が安い国の工場に製造を任せたのかな?品質は本当に大丈夫なのかしら?」というような、お客様の不安を取り除くためです。

確かに、同じ化粧品メーカーなのに、極端に価格帯が低過ぎるブランドラインが出てくると、逆に疑問を抱いてしまいますよね。

美容部員の人件費

デパートで販売されているような化粧品メーカーの製品の場合、美容部員の人件費が製品の価格の中に含まれています。

美容部員は、販売促進スタッフの役割ももちろん担っています。

しかし、それ以上に、そのお客様のその時の肌の状態に最適な化粧品を選ぶアドバイスをしてくれる専門家として、売り場に配置されています。

その化粧品メーカーの製品知識も豊富な上、肌のしくみや肌質の見極め方についてしっかり勉強しているプロフェッショナルなのです。

毎日直接肌につけてスキンケアの要になる基礎化粧品選びは、しっかり育成された専門家からのアドバイスがあると嬉しいですね。

また、美容部員は、他の化粧品メーカーの製品によって起こった肌トラブルに対しても、親身になって相談にのってくれます。

デパートで販売されているような化粧品メーカーの製品の場合は、美容部員によるサービス料も製品価格に含まれているのです。

パッケージのデザイン

製品のパッケージデザインにも、それなりのコストがかかっています。

製品コンセプトや品質の良さが伝わるパッケージになるように、シンプルなデザインや華美なデザインなど、デザイン料をかけて工夫が施されています。

また、ボトルの素材やポンプの形態などにおいても、製造メーカーで定番としてある形のものよりも、独特な容器のものほどコストも高くなっています。

少量ロットによる割高生産

大きな工場で大量に生産したり、一度に大量に仕入れたりすることで、製品の単価を単純に落とすことができます。

逆にいうと、オーダーメイドの化粧品が高いのは、同じ製造過程を経ているのに生産量が少なく、同じだけの運送費がかかるので、コストが絶対的に割高になるからです。

化粧品の価格に意外と影響していないコスト

宣伝広告費?

CMや広告によって、新製品をアピールしたり、製品の人気をキープしたりして、販売を促進させるための宣伝費のことです。

人気の女優やモデルを起用したりするテレビCMの制作費や放映費、雑誌への広告原稿費、サンプル配布のためのキャンペーンスタッフの人件費などが代表例です。

よく、「化粧品業界ではこの宣伝広告費が製品価格の大部分を占めている」という話が有名ですが、実は、それは一概には言えません。

なぜなら、広告宣伝費という項目は、会社全体の収支計算から算出されて、先行投資的に設けられる項目だからです。

宣伝広告費は一定範囲内で製品価格に多少は上乗せされているものの、莫大にCM制作費がかかったからといっても特定の製品の価格が跳ね上がることはありません。

スキンケア用品の価格の違いを理解して活かすポイント

このように、製品が店頭で販売されるまでには、原材料費、人件費、運送費、宣伝広告費、研究開発費などのコストがかかっています。

ですので、それらの費用を回収できる価格に商品の販売価格は設定されています。

そう聞くと少し嫌な気持ちになる人もいると思いますが、これはごく当たり前のことです。

それでもやっぱり、現在数万円の基礎化粧品を使用しているのに、数千円で同じ効果を得られる化粧品を購入できるかもしれないと思うと、損した気分になりますよね。

そのモヤモヤを解消するためのポイントを2つだけ挙げておきます。

化粧品はメーカーや価格帯ではなく、主要成分とその美容効果で選ぶ

まずは大手の化粧品メーカーで自分の肌に合う化粧品を見つける

やはり、大手の化粧品メーカーから製造・販売されている化粧品は、信頼性も高いですし、ブランドラインのバリエーションも多いという魅力があります。

美容部員に直接質問したりアドバイスをもらえたりするという安心感もあります。

その大手化粧品メーカーならではのメリットを活かし、まずは自分の肌に合う化粧品を見つけてください。

化粧品の主要成分をチェックする

自分の肌に合う化粧品が見つかったら、次に、その化粧品に含まれている主要成分を調べます。

自分の肌に合う化粧品を見つける過程で、肌に合わなかった成分もわかるように、試してみた化粧品の成分は全部記録しておくと尚良いですね。

同じ主要成分が含まれているプチプラブランド化粧品を探す

自分の肌に合う化粧品の主要成分、自分の肌に合わない化粧水の成分がわかってきたら、それを元に、プチプラブランドの中から類似成分の化粧品を探しましょう。

基礎化粧品なら、一品ずつ置き換えて使ってみる

同じ主要成分の基礎化粧品だからといって、一気にラインごと全部置き換えると、配合されている他の成分によって思わぬ肌トラブルが起こる場合もあります。

まずは一品ずつ置き換えて、肌のコンディションを観察してみましょう。

化粧品メーカーのコスパを家計のやりくりに活かす

化粧品は、自分の肌の健康にとても大きな影響を及ぼす大切なもの。

特に基礎化粧品は、毎日のスキンケアとして欠かせません。高価なものでも安価なものでも、自分の肌に合うものを使用することが一番大切です。

ただ、価格の違いのカラクリを理解して化粧品メーカーによるコスパを正しく読み取ると、美容効果はそのままで化粧品代を背節約することが可能です。

家計のやりくりにもそのまま活かせますし、浮いた分のお金で他のスキンケア用品にも手が届いちゃいます。賢くハッピーに肌の美しさをキープし続けていきましょう。

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