コラーゲン入りのコスメの効果がなかなか現れないのはなぜ?

コラーゲンは肌の弾力に切っても切り離せない関係を持っています。

コスメで肌に取り入れることができたら理想的ですよね。

しかし、巷にあふれるコラーゲン入りの化粧品を使ってもなかなか効果が出ないのが現実です。

その理由は、コラーゲンの分子量が高いため、肌からは吸収できず、食べてもアミノ酸にまで分解されてから吸収されることにあります。

コラーゲンが体に良いとされている理由、また体内でどのように利用されているかを正しく知る必要が私たちにはあります。

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コラーゲンは肌にとっていいの?

私たちの肌は表皮、真皮、皮下組織の3層に分かれています。

真ん中の真皮の部分は肌を支える役割をしています。

その真皮の中に豊富に存在しているのがコラーゲンです。

コラーゲンは真皮の中で互いに手を繋ぐように結合し、表皮などが下に落ちないように支えています。

もしもコラーゲンが体からなくなってしまうと、肌を支える役割をするものがなくなり、肌がたるむのです。

コラーゲン入りのコスメが効きにくいのはなぜ?

コラーゲンは体になくてはならないものですから、コスメなどでコラーゲンを補充できれば簡単です。

しかし、コラーゲンを肌に塗っても吸収されることはありません。

その理由は、肌にある「バリア機能」と呼ばれるものにあります。

肌の角質層は細胞と細胞間物質の2つで構成されています。

セラミドなどの細胞間物質は細胞の隙間を埋めるように分布しているので、角質層には隙間がほとんどありません。

隙間が小さいと菌などが体に入れなくなるので、肌から異物が侵入してくる可能性が小さくなります。

これを肌のバリア機能と呼ぶのです。

しかし、バリア機能は菌などの異物以外にも作用します。

コラーゲンは分子量が大きい分子ですので、バリア機能を通過できず、肌から入ってくることがないのです。

最近では低分子コラーゲンという商品も出てきています。

しかし、低分子コラーゲンも肌から浸透することはできません。

分子量が小さくなりすぎるとコラーゲンの形態や機能が保てなくなってしまうので、肌からコラーゲンを吸収することは困難と言えます。

コラーゲンを飲むのはどうですか?

肌からコラーゲンを吸収できないのであれば、口から食べれば吸収できるのでしょうか。

飲むコラーゲンというものが販売されています。

率直に言ってそれらの商品を使ったからといって、飲んだコラーゲンがそのまま体の中に入っていくことはほとんどありません。

体に食物が入ると、消化器官から分泌される様々な消化酵素によって分解されます。

コラーゲンも例外ではなく、体の中を通り抜けて吸収される頃にはアミノ酸という物質に分解されています。

つまり、コラーゲンを飲んでもコラーゲンが増えるわけではありません。

吸収されたアミノ酸が再びコラーゲンになる可能性はゼロではないので、飲むコラーゲンに全く効果がないとは言い切れません。

しかし、アミノ酸はコラーゲン合成以外にも様々な用途で使われますし、再びコラーゲンが合成されたとしても、目や関節などの部分はコラーゲンを大量に必要としているので、肌にコラーゲンがいく可能性は限りなく小さいです。

化粧品でコラーゲンを増やすことはできないの?

化粧品を使うことによってコラーゲンを増やすことはできないのでしょうか?

確かに、肌からコラーゲンを吸収させることは難しいです。

しかし、化粧品にコラーゲンの産生を促す働きのある成分を配合することはできます。

コラーゲンは肌の中にある繊維芽細胞というものから産生されますので、繊維芽細胞の働きを活性化できればコラーゲンの産生が促進されやすくなります。

例えばビタミンC誘導体は、肌から吸収されるとビタミンCに変化します。

ビタミンCはコラーゲンの産生を増やしたり、コラーゲンが減少する原因になる活性酸素を取り除いたりします。

ナイアシン(ビタミンB13)もビタミンC誘導体と同じように、コラーゲンの産生を促します。

ビタミンC誘導体よりも作用が抑えめな分刺激も弱いので、敏感肌の人でも安心して使用できます。

他には肌の細胞をはがすピーリング作用のあるレチノールという成分もあります。

ピーリングを行うと肌の細胞が活性化しやすくなるので、コラーゲンの産生もされやすくなります。

ただし、肌の細胞をはがすわけですから、レチノールを毎日使うことは避けたほうがいいです。

まとめ

コラーゲンは分子量が大きい物質なので、肌からはバリア機能に阻まれて吸収されず、消化器官ではアミノ酸にまで分解されて吸収されます。

そのため、コラーゲンそのものを食物や化粧品に配合されたままの状態で体内に取り込むことは不可能です。

しかしコラーゲンそのものを肌の中に吸収することができなくても、コラーゲンを産生する細胞を活性化させる成分を配合した化粧品を使うことで肌のコラーゲンを増やしやすくなります。

もちろんこれらの化粧品は定期的に使わなければ十分に効果を発揮することができません。

コラーゲン入りの化粧品ではなく、コラーゲンの産生を促進するような化粧品を選んで、日々のスキンケアを欠かさずに行いましょう。

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